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- 退職するので、引き継ぎのやり方を知りたい
- 職場に迷惑をかけないよう、しっかり引き継ぎを終わらせたい
- どうして引き継ぎが必要なの?
職場を辞める場合、業務の引き継ぎが必要です。引き継ぎが不十分だと、後任者が適切に業務を行えません。職場やご利用者に迷惑がかかります。
この記事では、介護職が退職するときの引き継ぎのやり方から注意点まで、まとめて解説します。
この記事を読めば、引き継ぎに関して悩まなくなります。退職に向けてスムーズに引き継ぎができるでしょう。
引き継ぎのやり方・注意点
引き継ぎは以下の流れで行います。
- 後任者を確認
- 引き継ぎスケジュールを立てる
- 引き継ぎ資料(マニュアル)を作成する
- 後任者と一緒に業務を行う
- 引き継ぎが完了したら上司に報告する
1.後任者を確認
引き継ぎを行う前に、後任者の確認が必要です。
直属の上司に退職を伝える際、後任者を確認しましょう。
状況によっては、その場で後任者が決まらない可能性があります。後任者が決まらなかったときは、後日確認します。
2.引き継ぎスケジュールを立てる
後任者が決まったら、引き継ぎスケジュールを立てます。
- 引き継ぎ資料の作成
- 後任者への説明
無理なく上記を行えるスケジュールを立てます。
辞める直前に慌てないよう、余裕のあるスケジュールを立てましょう。
3.引き継ぎ資料(マニュアル)を作成する
必要に応じて、引き継ぎ資料やマニュアルを作成します。
資料やマニュアル作りで大切なのは、誰でも同じ業務ができる内容にすることです。
一部の職員だけが分かっていても意味がありません。施設全体で統一された業務内容が必要です。
資料作成後、他の職員から客観的な意見をもらうのもおすすめです。
4.後任者と一緒に業務を行う
引き継ぎ資料が完成したら、後任者と一緒に業務を行います。
口頭での説明だけでは、後任者が疑問に感じる部分が出てくるでしょう。実際に業務を行うことで、後任者の疑問や不安が解消されます。
引き継ぎスケジュールを立てるときに、後任者と勤務が合う日を確認しましょう。
5.引き継ぎが完了したら上司に報告する
引き継ぎが完了したら上司に報告します。
職場によっては、引き継ぎ完了報告書が必要な場合があります。上司の指示に従いましょう。
引き継ぎはなぜ必要?引き継ぎが不十分な場合に起こること
どうして引き継ぎが必要なのでしょうか?引き継ぎが不十分な場合に考えられるのは以下です。
- 担当していた業務がスムーズに行われなくなる
- 後任者は情報や注意点が分からない
- ご利用者へ必要なケアが行われない可能性がある
担当していた業務がスムーズに行われなくなる
引き継ぎが不十分だと、業務がスムーズに行われません。
資料やマニュアルがそろっていない状況は、想像以上に大変です。
ひとつの業務がスムーズに行われないと、他の業務にも支障が出ます。結果的に職場全体に迷惑がかかります。
業務をスムーズに行うために、引き継ぎは必要です。
後任者は情報や注意点が分からない
引き継ぎが不十分な場合、後任者は情報や注意点が分かりません。
情報や注意点を把握していないと、不安な気持ちになります。注意点が分からないことで、思わぬ事故につながります。
事故防止のためにも、引き継ぎはしっかり行いましょう。
ご利用者へ必要なケアが行われない可能性がある
引き継ぎが不十分だと、ご利用者へ必要なケアが行われない可能性があります。
ご利用者にとって必要なケアを引き継ぎしなかった場合、担当職員が辞めた時点で情報は途絶えます。介助方法やリハビリなど、ご利用者に必要なケアが提供されないのはよくありません。
ご利用者のことを最優先に考えて、引き継ぎしましょう。
引き継ぎは自分のためでもある
基本的にはご利用者や職場のために引き継ぎを行います。
一方で、引き継ぎは自分の仕事を見直すきっかけになります。
自分の仕事を見直し、業務に深く向き合うことで、介護職として成長できます。
自分自身の成長のためにも、引き継ぎはきっちり行いましょう。
まとめ
引き継ぎの流れ
- 後任者を確認
- 引き継ぎスケジュールを立てる
- 引き継ぎ資料(マニュアル)を作成する
- 後任者と一緒に業務を行う
- 引き継ぎが完了したら上司に報告する
資料作成や、後任者へ説明する時間をしっかり取れるような引き継ぎスケジュールを立てましょう。
引き継ぎが不十分な場合に起こること
- 担当していた業務がスムーズに行われなくなる
- 後任者は情報や注意点が分からない
- ご利用者へ必要なケアが行われない可能性がある
引き継ぎが不十分だと、後任者は業務の情報や注意点が分からないです。情報や注意点が分からない状態でのケアは、ご利用者にとってよくありません。
引き継ぎ資料の作成や後任者への説明は、よい経験になります。引き継ぎ作業を通して、自分自身の成長につなげましょう。
以下の記事では「介護職が退職を決めたときに考えること」「退職までの流れ」を解説しています。