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- 職場の人間関係に悩まず、楽しく働きたい
- 余計なことを考えず、ご利用者に向き合いたい
- 人間関係の改善方法を教えて!
人間関係で悩む介護職は非常に多いです。職場の人間関係が悪いと、介助に集中できません。仕事がつらくなり、心身ともに影響が出てしまいます。
筆者は介護業界で15年以上働いてきました。役職経験もあります。
役職として、人間関係の悩みもたくさん聞いてきました。
この記事では、介護職の人間関係が悪い6つの原因と3つの改善方法を解説します。
また、人間関係を円滑にする5つのポイントもご紹介します。
この記事を読めば、人間関係に悩むことなく楽しく働けます。介護職として、ご利用者にしっかり向き合えるでしょう。
介護職は年齢層がたいへん幅広いです。年齢層が違えば価値観も異なるので、人間関係が悪い原因になります。
人間関係を改善するには、相手の意図を考えてみましょう。意図を考えることで、印象が変わる可能性があります。
人間関係が悪い6つの原因
人間関係が悪い原因は以下です。
- 年齢層の違い
- 職種の違い
- 派閥
- 介護観の違い
- 人手不足
- 相性が合わない
年齢層の違い
人間関係が悪い原因に、年齢層の違いがあります。
介護職は年齢層がたいへん幅広いです。20代と60代の職員が一緒に働くケースも珍しくありません。
年齢層が違えば、考え方や価値観も異なります。考え方・価値観の違いで衝突すると、人間関係にも影響します。
年齢層の違いが、人間関係の悪くなる原因です。
職種の違い
職種の違いも、人間関係が悪い原因です。
現場で働いているのは、介護職だけではありません。看護・リハビリといった職種も働いています。
職種によって、ご利用者への考え方は異なります。代表的なのは、充実した生活を考える介護職と、治療を優先する看護職の対立です。
職種により異なる考え方で、人間関係が悪くなります。
派閥
派閥の存在が、人間関係の悪い原因です。
職場によっては、ベテラン職員を中心とした派閥があります。派閥同士が衝突すると、職場の雰囲気は悪くなります。
派閥争いに巻き込まれると、仕事に集中できません。ご利用者・職員にとって、非常によくない状況です。
派閥があると人間関係が悪くなります。
介護観の違い
人間関係が悪い原因に、介護観の違いが挙げられます。
一口に介護職と言っても、一人ひとり介護観は違います。
歩行状態が不安定なご利用者に対して
A職員「歩行機能が低下しないよう、安全に配慮した上で歩いていただきましょう」→歩行機能の維持を重視
B職員「転倒の危険性があるので、もう少し車椅子を利用しましょう」→転倒防止・安全を重視
重視する部分が違うだけで、A・Bどちらの意見も正しいです。
ただ、お互いが正しいことを言っていても、介護観が違うと意見が衝突します。意見の衝突から人間関係が悪くなります。
介護観の違いが、人間関係が悪い原因です。
人手不足
人手不足が原因で人間関係が悪くなります。
人手不足になると、仕事量が増えて心の余裕がなくなります。余裕のなさから、きつい態度をとってしまうこともあるでしょう。
人手不足が続けば、人間関係は悪くなる一方です。
筆者も過去に職場の人手不足を経験しました。ギスギスした雰囲気を今でも覚えています。
人間関係が悪い原因に人手不足があります。
相性が合わない
相性が合わないと、人間関係は悪くなります。
現場では多くの職員が働いており、誰とでも相性のよい職員は少ないです。相性が悪い相手でも、協力しなければなりません。
ただ、頭では分かっていても、感情が出ることはあります。感情が出てしまうと、人間関係に影響します。
相性が悪いと、人間関係も悪くなります。
人間関係を改善する3つの方法
人間関係の改善方法は以下です。
- 信頼できる上司や先輩・同僚に相談する
- 相手の意図を考えてみる
- 自分の言動を見直す
信頼できる上司や先輩・同僚に相談する
人間関係の改善方法として、信頼できる相手への相談があります。
人間関係の悩みをひとりで抱え込むのは非常につらいです。相談すると気持ちが楽になります。
経験豊富な上司や先輩ならば、適切なアドバイスをもらえるでしょう。関係改善の協力も期待できます。
注意点は相談相手をしっかり選ぶことです。
相談相手を間違えると、他の職員に相談内容を知られる可能性があります。
人間関係がさらに悪化するかもしれません。職場にも居づらくなります。
信頼できる相手に相談しましょう。
相手の意図を考えてみる
人間関係改善のために、相手の意図を考えてみましょう。
介護職はチームで働く仕事です。関係が悪くても業務をスムーズに進めるため、相手への理解は必要です。
相手の意図を考えることで、理解が深まります。自分とは異なる視点を持っていることに気付き、印象が変わるかもしれません。
相手の意図を考えると、物事の見え方が変わって介護職としての成長につながります。
自分の言動を見直す
自分の言動を見直すのも改善方法です。
自分の言動を振り返ると「もっとこうすればよかった」と反省することがあります。反省点は次に生かしましょう。
言動を見直し仕事に生かすことで、相手から見た自分の印象が変わります。
他人を変えるのは難しい
人間関係が悪いと、相手に変化を求めがちですがおすすめしません。
理由は、他人を変えるのは非常に難しいからです。
難しいだけでなく、他人を変えようと頑張るのは自分にとってストレスになります。
他人を変えるより、自分を変える方が簡単です。柔軟さも身に付くので、自分の言動を見直しましょう。
改善が難しい場合は?
どうしても改善が難しい場合はあります。改善が難しい場合の選択肢は以下です。
- 仕事と割り切って働く
- 別のフロアや部署異動を希望する
- 転職する
仕事と割り切って働く
人間関係が改善しない場合、仕事と割り切って働きましょう。
人間関係で100パーセント満足することは、ほぼありません。どこかで我慢する必要があります。
関係が悪い相手と仕事以外で会うことは少ないでしょう。
仕事と割り切って働くのが、方法のひとつです。
別のフロアや部署異動を希望する
別のフロアや部署異動を希望するのも選択肢です。
規模の大きい事業所は、複数のフロア・部署があります。フロア・部署異動することで、関係の悪い相手と会う機会は少なくなるでしょう。
職場にとっても、退職されるよりは同じ事業所内で働いてほしいと考えます。
可能であれば、フロア・部署異動を希望しましょう。
転職する
人間関係が改善せず、仕事にも影響しそうな場合は転職しましょう。
人間関係で悩み続けるのは、大きなストレスになります。業務にも集中できず、心身ともにつらくなるでしょう。
人間関係が悪い職場にこだわる必要はありません。
転職先の人間関係は?
転職しても新たな人間関係に悩む可能性はあります。チームで働く以上、合わない職員は出てくるでしょう。
ただし、転職前からあれこれ考えるのはおすすめしません。大切なのは、現在のつらい人間関係から離れることです。
今の職場で悩み続けるよりは、新たな職場を探しましょう。
転職活動では、転職サイト・エージェントを利用しましょう。 希望の職場を見つけやすくなります。
- 転職サイト
- サイトに掲載された求人情報を、自由に検索・閲覧できるサービス。気になった求人には、転職サイトを通じてすぐに応募できます。
- 転職エージェント
- 求職者の希望に合わせた職場を紹介してくれるサービス。登録すると一人ひとりに担当のキャリアアドバイザーが付きます。職場紹介以外に、面接日程の調整や給与交渉なども代行してくれます。
→【介護】転職サイトと転職エージェントの違いとは?特徴やメリット・デメリットを解説
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人間関係を円滑にする5つのポイント
人間関係を円滑にするポイントは以下です。
- 笑顔で働く
- 感謝の気持ちを伝える
- 信頼関係を築く
- 派閥に入らない
- 悪口を言わない
笑顔で働く
笑顔で働くのが、人間関係を円滑にするポイントです。
基本的に笑顔を見せられて嫌な気持ちになる人はいません。話しやすい印象を与え、コミュニケーションをとりやすくなります。
コミュニケーションがとれると、人間関係も円滑になります。
注意点として、笑顔は状況に合わせて使いましょう。深刻な場面での笑顔は、不真面目に見えてしまいます。
感謝の気持ちを伝える
感謝の気持ちを伝えることも、人間関係を円滑にするポイントです。
「ありがとう」と言えない人は意外に多いです。助けてもらったとき、何かしてもらったときに感謝の気持ちを伝えるだけで、相手からの印象は全然変わります。
「言葉に出さなくても態度で伝わるのでは?」という意見があります。
ただ、筆者の経験上、態度だけでは伝わりづらいです。 しっかりと言葉に出して伝えましょう。
信頼関係を築く
信頼関係を築くのもポイントに挙げられます。
信頼関係を築いていると、何かあれば自然とフォローし合えます。少しのことでギスギスしません。
信頼関係を築くために、まずは自分の仕事をきっちり行いましょう。
言葉だけでは説得力がありません。お互いが真面目に働くことで、信頼関係を築けます。
派閥に入らない
人間関係を円滑にするには、派閥に入らないようにしましょう。
派閥に入ると、人間関係が複雑になります。派閥同士のゴタゴタに巻き込まれ、落ち着いて働けません。
誰に対しても適度な距離感で接しましょう。
派閥に入らないのが、人間関係を円滑にするポイントです。
職場では中立の立場をとりましょう。相手によって態度を変えないのが大切です。
悪口を言わない
悪口を言わないのもポイントです。
悪口を言う人は信用されません。「私の悪口も言っているだろう」と相手に思わせてしまいます。
人間関係を円滑にするには、悪口は言わないようにしましょう。
悪口はよくありませんが、不満を溜め込むのは非常につらいです。
どうしても不満を吐き出したいときは、本当に信頼できる同僚や、職場と関係ない友人に話しましょう。
まとめ
人間関係が悪い6つの原因
- 年齢層の違い
- 職種の違い
- 派閥
- 介護観の違い
- 人手不足
- 相性が合わない
介護職の年齢層は幅広く、考え方や価値観が違います。職員によって介護観が違い、相性が合わない場合もあります。
また、現場では複数の職種が働いており、ご利用者への考え方が異なります。
人手不足になると、仕事量が増えて余裕がなくなるでしょう。派閥があると人間関係が悪くなります。
人間関係を改善する3つの方法
- 信頼できる上司や先輩・同僚に相談する
- 相手の意図を考えてみる
- 自分の言動を見直す
悩みはひとりで抱え込まず、信頼できる相手に相談しましょう。
相手を理解するため、相手の意図を考える必要があります。
自分の言動を見直し、仕事に生かしましょう。
人間関係の改善が難しい場合は?
- 仕事と割り切って働く
- 別のフロアや部署異動を希望する
- 転職する
改善が難しい場合、仕事と割り切って働くのも必要です。
可能であれば、フロア・部署異動を希望しましょう。
人間関係が悪い職場にこだわる必要はありません。仕事に影響があるなら転職しましょう。
人間関係を円滑にする5つのポイント
- 笑顔で働く
- 感謝の気持ちを伝える
- 信頼関係を築く
- 派閥に入らない
- 悪口を言わない
笑顔で働き、感謝の気持ちを伝えましょう。信頼関係を築いていると、フォローし合えます。
派閥には入らず、中立の立場をとりましょう。
悪口を言う人は信用されません。
人間関係を気にせず、楽しく働きましょう。
以下の記事では、介護職のよくある悩みと解決方法をまとめています。