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- 上司に退職を伝えたいけど、引き止められたらどうしよう
- どのように退職を引き止められるか分からないので不安…
- 退職を引き止められたときの対処法を知りたい
職場を辞めるため上司に退職を伝えても、引き止められる場合があります。引き止めに対して曖昧な態度を取っていると、いつまでも退職できません。
筆者は介護業界で15年以上働いてきました。退職した経験もあります。
この記事では、介護職が退職を引き止められるパターン6選と、引き止められたときの対処法を解説します。
この記事を読めば、退職を引き止められても、スムーズに職場を辞められます。
退職や転職を検討されている方は、転職エージェントに一度相談してみてはいかがでしょう。
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退職の引き止めパターン6選と対処法
退職の引き止めパターン6選は以下です。
- 情に訴えられる
- 待遇改善を提案される
- 退職の話を保留される
- 話を聞いてくれない、話す場を設けてもらえない
- 退職日を引き延ばされる
- 威圧される
情に訴えられる
退職の引き止めとして、情に訴えるパターンがあります。
退職を伝えたときの上司の反応は様々。なかには悲しそうな様子で話を聞いてくる上司がいます。上司の困った姿を見せられると、本当に退職していいのか悩んでしまいます。
また、以下のように引き止められる場合もあります。
- 今は人手不足だから、もう少し働いてほしい
- あなたがいなくなったら、現場が回らなくなる
- ご利用者もあなたを頼りにしているから、辞められると困る
残される職員やご利用者を理由に引き止められると、退職しづらいでしょう。真面目すぎたり、責任感が強い人は、特に辞めづらくなります。
情に訴えるのが、引き止めパターンのひとつです。
情に訴えられたときの対処法
情に訴えられた場合、感謝の気持ちは示しつつ、退職の意思はしっかりと伝えましょう。
職員やご利用者を理由に引き止められると、退職しづらいです。しかし、退職では自分を最優先に考えることが大切です。
責任感の強さから、職員やご利用者を優先してしまうと、いつまでも辞められません。辞められずに苦労するのは自分自身です。
上司によっては、責任感の強さを利用して、退職を引き止めようとします。
断り方の例
「ありがたいお言葉ですが、○○の経験を積みたいと考えています。申し訳ありません。」
評価に対して感謝しつつ、改めて退職の意思を伝えましょう。
待遇改善を提案される
待遇改善を提案されるのも、引き止めパターンです。
上司に対して、退職希望や職場への不満を出すと、以下を提案されやすいです。
- 給料を上げる
- 有給休暇を取りやすくする
- つらい業務や残業を減らす
職員が辞めないよう、様々な条件を出してきます。魅力的な提案だと、退職するか悩んでしまうでしょう。
退職の引き止めとして、待遇改善があります。
待遇改善を提案されたときの対処法
待遇改善を提案されて気持ちが揺らいでも、断る勇気を持ちましょう。
もし、提案を受け入れても、待遇が改善されるとは限りません。特に給与面を上司の一存で決めるのは難しいです。
待遇改善を期待して職場に残っても、結局何も変わらない可能性があります。辞めるタイミングを逃すと、不満を抱えたまま仕事しなくてはなりません。
また、待遇改善を同僚に知られると「どうしてあの人だけ特別扱いされるの?」と不満を持たれます。自分も同僚も嫌な気持ちで働くことになるでしょう。
断り方の例
「うれしいご提案ですが、退職の意思は変わりません。申し訳ありません。」
提案に対して感謝しながら、再度退職を伝えましょう。
筆者の経験上、退職を引き止めるために待遇改善を提案する職場はオススメできません。
よほど鈍感な上司でない限り、上司が職員の不満を知らない可能性は低いです。職員の不満を分かっているのに、退職を伝えるまで何もしない上司はあまり信用できません。
待遇改善を提案されても、しっかり断って退職しましょう。
退職の話を保留される
退職の話を保留されるパターンもあります。
基本的に職場を辞めるときは、直属の上司に退職を伝えます。直属の上司に退職を伝えてから、手続きを進めます。
しかし、上司が退職を聞くだけで、話を上に通してくれないと、辞めるための手続きができません。退職できずに月日だけが過ぎていきます。
上司に退職を伝えても話を保留されるのが、引き止めパターンのひとつです。
退職の話を保留されたときの対処法
退職を伝えてから、あまりにも期間が空くようなら、再度上司に声をかけましょう。
「先日お伝えした件ですが、どうなりましたでしょうか?」と尋ねましょう。上司が忙しそうにしていると、言い出しにくいですが、声をかけないといつまでも退職できません。
再度声をかけても上司の対応が遅いなら、さらに上の立場の人に伝える必要が出てきます。どうしても早めに退職したければ、上の立場の人に伝えましょう。
ただし、直属の上司との関係は悪くなります。正直オススメではありません。上司に何度退職を伝えても保留が続く場合の最終手段と考えてください。
話を聞いてくれない、話す場を設けてもらえない
上司が話を聞いてくれない、話す場を設けてもらえないことがあります。
退職を伝えるため上司に声をかけても、忙しさなどを理由に話を聞いてもらえないパターンです。気弱な人だと退職の話ができず、ずるずると働いてしまうかもしれません。
上司によっては職員の性格を見抜き、あえて話を聞かないこともあります。
話す場を設けてもらえず、話を聞いてもらえない引き止めパターンもあります。
話を聞いてくれない、話す場を設けてもらえないときの対処法
上司が話を聞いてくれない場合、何度も声をかけましょう。
まずは上司に退職を伝えないと、何も始まらないからです。忙しさを理由にされないよう、上司の手が空いている時間を狙いましょう。
何度声をかけても話を聞いてくれない状況が続くならば、さらに上の立場の人に伝える必要があります。
ただし、上の立場の人に伝えるのは、いい方法ではありません。直属の上司に対して「話を聞いていただけないなら、上の方に伝えることになりますが…」と一言入れる程度にとどめておきましょう。
上司と話ができるよう、何度も声をかけるのが大切です。
退職日を引き延ばされる
引き止めパターンとして、退職日の引き延ばしがあります。
上司に退職を伝えても、人員不足などの理由ですぐに退職できない場合があります。「○月までは働いてほしい」と、退職日を引き延ばされます。
頼まれた時期まで働いても安心できません。色々と理由をつけて、さらに退職日を引き延ばされる可能性があります。結果的に退職できず、長期間働くことになります。
引き止めパターンのひとつに、退職日の引き延ばしがあります。
退職日を引き延ばされたときの対処法
退職日を引き延ばされたときは、いつまでに退職するか、はっきりした態度が大切です。
曖昧な態度を取っていると、何度も退職日を引き延ばされます。いつまでも職場を辞められません。
何度も退職日を引き延ばされる人は「頼まれたら断れない人」と上司から見られています。
まずは退職時期を伝えます。退職時期を伝えたうえで、退職時期になれば必ず辞める強い意志を見せましょう。
退職日を引き延ばされないために、はっきりした態度が必要です。
威圧される
威圧して退職を引き止めるパターンがあります。
- 途中で辞めるなんて無責任だ
- ここの職場で無理なら、他の職場では通用しない
- ご利用者に申し訳ないと思わないのか
上記のような言葉で責めてきます。仕事の姿勢を責められると、真面目な人ほど自分が甘いと考えてしまいます。気弱な人は何も言えなくなるでしょう。
退職の引き止めとして、威圧するパターンがあります。
威圧されたときの対処法
威圧されたときの対処法は、上司の言葉をまともに聞かないことです。
威圧する上司の言葉に根拠はありません。感情にまかせて責めている可能性があります。真面目に受け取るのは損です。あまりにもひどい言葉で責めてくるなら、さらに上の上司に報告しましょう。
上司に威圧されても、相手にしないことが大切です。
退職の話をするときは、強い意志と準備が必要
上司に退職を伝えるときは「必ず退職する強い意志」と「事前の準備」が必要です。
上司は様々な方法で退職を引き止めてきます。どのような方法で引き止められても、曖昧な態度を見せてはいけません。「引き止めることが可能」と上司に思われます。
必ず退職する強い意志を見せることで、上司も引き止めを諦めます。
事前の準備も大切です。 以下を決めてから、上司に退職を伝えましょう。
- 退職時期
- 退職理由
退職時期を明確にすると、上司は引き止めづらくなります。また、退職理由も「新しいことに挑戦したい」など、引き止められない内容にしましょう。
「退職する強い意志」を持ったうえで「事前の準備」が必要です。
以下の記事でも、退職時期や退職理由について解説しています。
まとめ
退職の引き止めパターン6選
- 情に訴えられる
- 待遇改善を提案される
- 退職の話を保留される
- 話を聞いてくれない、話す場を設けてもらえない
- 退職日を引き延ばされる
- 威圧される
情に訴えられた場合、感謝は示しつつ、退職はしっかりと伝えます。待遇改善を提案されても、断る勇気を持ちましょう。
退職の話を保留されたり、話を聞いてもらえないときは、上司に何度も声をかけます。退職日を引き延ばされないよう、いつまでに退職するか、はっきりした態度が大切です。
上司に威圧されても、真面目に受け取ってはいけません。ひどい言葉で責められたら、さらに上の上司に報告しましょう。
上司に退職を伝えるときは「必ず退職する強い意志」と「事前の準備」が必要です。
退職時期と退職理由を明確にして、引き止められないようにしましょう。